「生活残業をしている人が許せないから、告発したい！」
「誰に何を伝えたらいいのか知りたい」
と考えている人も多いのではないでしょうか。
こっちは真面目に仕事をこなして定時退勤＆少ない残業代で頑張っているのに、
ダラダラと残業をする「生活残業者」を見てると腹が立ちますよね。
…とはいえ、いざ誰かに相談・告発しようと思い立っても、
- 誰に言えばいいのかな？
- 何を伝えたらいいのかな？
- 自分が告発したってバレたら後々めんどくさいかな？
などの疑問が出てくることだと思います。
そこで、この記事では、生活残業をしている人を告発・通報しようと思っている人向けに、以下のことを紹介しています。
- 誰に伝えればいいのか？
- 何を伝えればいいのか？
- 匿名で伝えるときの注意点
記事を読むことで、生活残業をしている人を告発・通報する方法がわかりますよ。
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生活残業は「告発」ではなく「通報」が望ましい
まずは、ちょっと堅苦しいですが「告発」と「通報」の違いを話します。
（興味ない方は、スクロールで次の章へ飛んでください）
もしかしたら、あなたは「生活残業 告発」でググってこの記事にたどり着いたかもしれませんが、
生活残業は「告発」ではなく「通報」の方が望ましいでしょう。
告発（内部告発）というのは、会社の不正をマスコミや司法機関などの外部に報告することを言います。
（例をあげるなら「日産社内の内部告発が引き金になり、カルロス・ゴーンが逮捕された」など）
要は、「結構ヤバい事件」が起きたときに使うのが告発です。
対して、通報（内部通報制度）は、社内で起きている不正行為について、従業員などの内部の人が情報提供をできる制度です。
生活残業は、違法性のある行為として認められることは稀なので、そこまで大きく取り上げられることがありません。
そのため、生活残業についての情報を伝える場合は「告発」ではなく、「通報」という表現の方が正しいでしょう。
（生活残業と似た「カラ残業（違法行為）」は、内部通告で第三者委員会に話がいった例もあるようですよ→Yahoo!知恵袋より）
生活残業の告発・通報は誰にしたらいい？
では、生活残業の通報は誰にすればよいのでしょうか。
ここでは、3つの通報先を紹介します。
まずは上司へ
まずは、上司に通報するのが一般的です。
上司には、部下の仕事をマネジメントする役割があります。
そのため、相談することで、生活残業者の業務内容や残業時間を管理・指導してくれる可能性が高いです。
生活残業者が、適正な仕事を決められた時間内にするように指導してもらいましょう。
人事部へ
「上司に伝えたけど、まったく取り合ってもらえない」
「上司が指導はしているようだけど、全く効果がない」
という場合は、人事部に通報することを考えてみましょう。
人事部は、人材の育成と活性化を担当する部署です。
なので、人事部に通報する時には、
「生活残業をする社員のせいで、他の社員・同僚のモチベーションが著しく低下している」
ということを伝えるようにしましょう。
そうすることで、動いてくれる確率がUPします。
コンプライアンス窓口・相談窓口
「上司や人事部に伝えたけど、あまり効果がなかった」
というときには、コンプライアンス窓口や相談窓口を利用しましょう。
大きな会社であれば、コンプライアンス窓口が設置されていることが多いです。
そちらへ、状況を説明しましょう。
匿名での通報を希望する場合は、「バレたくない」「内緒にして欲しい」と、匿名希望ということを伝えましょう。
ちなみに、生活残業ではなく、カラ残業（違法性のある行為）を通報する場合は、最初から「匿名でコンプライアンス窓口に相談」するのがよいでしょう。
なぜなら、カラ残業の処罰では、懲戒処分の中でも最も重い「懲戒解雇」が下されることがあり、それが原因で相手からの逆恨みを買うことがあるから。
上司や人事部への相談では、匿名性が担保されるかどうか不透明なので、
重めの案件を告発・通報する場合は、確実に匿名性を守ってくれる窓口を利用しましょう。
生活残業の告発・通報に必要な情報は？
生活残業の通報をする場合、どのような情報があればよいでしょうか。
まずは、生活残業者の勤務の様子を、分かる範囲で記録しておきましょう。
仕事内容や残業時間などが把握できるのであれば、そちらもチェックしておきます。
（これは、通報した後に上司に調べてもらってもいいかもしれませんね）
また、他の社員からの証言も集めておくのがおすすめ。
あなた一人だけの意見だけでなく、複数人から「生活残業していることが周知されている」「複数社員のモチベーションが低下している」ということがわかれば、上司や人事部が動かざるを得ない状況になるからです。
- 生活残業者のダラダラ残業の様子
- 仕事内容や残業時間などの把握
- 他の社員からの証言
などが集められないか、動いてみてくださいね。
生活残業の告発・通報をバレずにする方法は？
生活残業の通報をバレずに行う方法はあるのでしょうか。
コンプライアンス窓口や相談窓口の場合は、メールや電話による受付をしていることがあるので、そういった方法を使うのも1つの手です。
匿名で通報したいときに気をつけるべきことを紹介します。
必ず「匿名で」と希望する
通告や通報がバレたくない場合は、必ず「匿名で」ということを伝えるようにしましょう。
今は、相談者の立場を守るために、匿名を貫いてくれることが増えてきました。
内容を相談する前に、匿名での相談が可能か確かめるようにしましょう。
メールで通報する場合は、普段使わないアドレスを使う
メールで告発・通報する場合は、普段使わないフリーアドレスを使うようにしましょう。
社内メールから送信してしまうと、送信元で誰が送ったのかがバレバレです。
あなたのことが特定されないアドレスを使って送るようにしましょう。
電話相談窓口があるなら電話代行サービスの利用も
電話相談窓口があるなら、電話で通報することもできます。
「声でバレてしまうかも…」
という方は、電話代行サービスを使うという方法もあります。
電話代行サービスを使えば、あなたからの相談とバレることがないので、必要に応じて検索して利用してみてくださいね。
封書で届けることも可能
メールや電話以外にも、封書（手紙）で通報することも出来ます。
封書であれば、親展として届けたい人に届けることができます。
筆跡でバレてしまうこともあるので、PCで入力したものを印刷するのが無難でしょう。
告発・通報したことを人にしゃべらない
告発・通報したことを人にしゃべらないことも重要です。
「匿名でお願いします」と言っておきながら、社内で仲の良い同僚に、
「昨日、Aさんの生活残業を通報してきたぜ☆」
と報告してしまう人は多いです（爆）
それがきっかけで社内でうわさになり、居心地の悪さを感じてしまうことも。
自分が通報したことを知られたくないのであれば、仲のいい同僚などにもしゃべらないように徹底しましょう。
まとめ：生活残業は「告発」ではなく「通報」しよう
生活残業を通報する方法について紹介しました。
記事の内容をまとめると、
- 生活残業は「告発」ではなく「通報」しよう
- 誰に：上司・人事部・コンプライアンス窓口などに
- 何を：生活残業者の勤務の様子、仕事内容・残業時間、他の人の証言などを
- 通報したことがバレたくないなら「匿名希望」と伝える
ということになります。
ダラダラ働いている人が多くの残業代を手にして、真面目に頑張っている人が損をするシステムはよくないですよね。
より働きやすい環境を目指して、いいものはいい・悪いものは悪いとハッキリ声を上げていきましょう。
…にしても、生活残業するセコい人の方が残業代を多くもらっている事実に、モヤモヤしませんか？
実は、そのモヤモヤを一気に解消する方法があるのです。
その方法とは、
生活残業者よりも多く稼げる副業をすること
生活残業者よりも金銭的に裕福になれれば、生活残業をしている人を見ても「痛くもかゆくもない」精神状態を手に入れられますよ。
